NihiroBlog -ニヒロブログ-

主に3DCG(Blender)を使用し、創作コンテンツの制作を行っているNihiroのBlogです。 Blenderでの制作記録、たまに映画やアニメ、ゲーム、本などの感想も書きます。

【アニメ考察】機動戦士ガンダムにおける「ルウム戦役」の描写に関して

機動戦士ガンダムにおける「ルウム戦役」を描いた映像というと私が思いつくのは、

・PSゲーム「機動戦士ガンダム ギレンの野望」のオープニングムービー(2000)
OVA機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第6話 激突ルウム会戦」()
の2つになる。

最近は、「THE ORIGIN」の方が新しく、「ギレンの野望」がニッチなことから、「ルウム戦役」といえば、「THE ORIGIN」という感がある。だが、この流れは私としては一年戦争の歴史の流れに論理的に合わないと私は思ってしまう。

何故、そう思うのか。
それは、「核」に関する描写が「THE ORIGIN」版にはなく、南極条約核兵器使用の禁止に自然につながらないからだ。正直な話、私個人としては、「THE ORIGIN」のルウム戦役の描写が公式みたいに広がるのはよくないと感じている。

何故かというと「THE ORIGIN」以前のルウム戦役の設定というと、
①ジオン側がザクⅡ(C型)に核弾頭積んで撃ちまくったせいで各サイドがと連邦の駐留艦隊が艦隊に壊滅し、28億人もの人命が失われる。(一週間戦争)
②ブリテッシュ作戦でティアンム艦隊と交戦したジオン軍に結構MSの被害が出る。(ちなみに、PS2ゲーム「ジオニックフロント」のゲラート少佐も負傷によりここでパイロット生命を絶たれたりしている)
ルウム戦役でも当初ドズル艦隊はコロ二ーへの核パルスエンジン設置に集中していたため、ここでもレビル艦隊からの攻撃で多数のMSと熟練パイロットを結構失う。その後、艦隊戦に作戦変更して、MSの機動力とミノフスキー粒子とザクⅡの核バズーカでレビル艦隊を圧倒。3:1の戦力差をものともせず、新兵器MSと核で勝利。レビル将軍も捕虜となる。

→故に故に
→→・南極条約核兵器の使用禁止
→→・各地上戦の作品で熟練パイロットの集団で圧倒するジオン軍の描写があまりない+戦争中期後期深刻なベテランパイロット不足
→→・ジオンにマジで兵なし!(これ本当にそう)

この一連の流れが「ギレンの野望」のオープニングムービーでは再現されている。戦史の過程と結果で南極条約の内容が必然と決定しているのだ。 

 

そのため、「THE ORIGIN」で
・ザクⅡが核バズーカ使ってない
・MS隊が全然被害をうけてなくてギリギリの勝利感がない
というのが公式設定みたいになるのは、あんまりよくないのではと個人的に思っている。

まぁ、しかし、「THE ORIGIN」版も結構いいところがあって、それは艦隊決戦での艦種での戦闘力の描写は素晴らしかったと思う。
マゼラン級戦艦、サラミス級巡洋艦の火力を集中するとムサイ級軽巡洋艦を中心とするジオン艦隊は脆く、窮地に立たされる。(初戦のティアンム艦隊とドズル艦隊の戦闘)
・逆に、軽巡洋艦の火力では接射でもマゼラン級の戦艦は沈まない。(後半のレビル艦隊に突入したドズル艦隊の戦闘)
・普通のパイロットでは、ザクバズーカを用いても戦艦を撃沈することは難しい。戦艦硬い(シャアマジすごい)

といったところが、以上、私が感じた「ルウム戦役」の描写についてでした。